2月7日に行なわれたスキージャンプ混合団体で、日本、オーストリア、ドイツ、ノルウェー(2人)の計4チーム5名の選手がスーツ規定違反で失格の処分を受けた。1本目、ないしは2本目のジャンプを飛び終えた選手が、次々と処分を下された異常事態は、各国で大きな波紋を呼んでいる。
日本は1回目の第1グループで登場した高梨沙羅が103メートルのビッグジャンプを披露し、2位につける好発進を見せた。ところが直後に失格が告げられ、同ジャンプは無効となったのだ。
「茶番劇だった」と同試合を表した欧州放送局『Eurosport』は、まずオーストリアのシュテファン・ホルンガッハー監督のコメントを掲載。同氏は「完全にクレイジーだ。彼女たちは常にW杯で勝ち続けている。私たちに説明が無かった」と怒りを露わにした。
果たして何が行なわれていたのか……。2回目のジャンプで同違反を受けたシリエ・オプセット(ノルウェー)は、「何を言えばいいのか……」と悔しさを滲ませながらも、こう証言した。
「彼らは全く異なる方法でスーツを測定していて、これまでとは違う方法で立つように言われた」
ノルウェーのクラス・ブレーデ・ブローテン監督は、「アスリートにとって非常に苦痛なはず。新競技で、五輪で女子選手が出場できる2つ目のイベントで起きた。なぜ失格になったのは女子選手だけだったのか?私たちのスポーツにとって残念な日だ」と語った。
仮に十分な「説明が無かった」まま、「全く異なる方法でスーツを測定」していたならば、運営側の不備を咎められても致し方ないだろう。4年に一度の大舞台にかけてきた選手たちの想いを考えると、心が痛むばかりだ。
Aさん
5人も失格するのは尋常ではない。いつもよりも測定が厳しかったということはないのか? 普段から厳しくしているならまだしも、4年に一度の最高の舞台で厳しい測定を行い、失格者を多数出して試合を壊すことの意義がわからない。
5人とも女子だが、ノーマルヒルではこんなことはなかったのだから、何かいつもと違うことがされていたのではないか?
4人が頑張ってくれたので最後まで応援していたが、失格者が多発するようでは、ルールがおかしいのか、運営方法がおかしいのか、4年間頑張ってきた選手が気の毒すぎる。
Bさん
一番の問題は、飛ぶ前に駄目な物は駄目と言うべき。飛んでから失格は余りにも可哀想。検査後の不正とかを心配するなら、検査はr飛ぶ直前にやるべきだと思う。これだけの失格者が出た事はルールなのか大会運営とかに問題があるんじゃないの?
聞けば、飛んだ後の検査は抜き打ちという時点で抜き打ち検査で呼ばれた人が失格の対象になった可能性もある。
穿った見方をするなら、抜き打ち検査を免れたチームは失格者が居たかもしれない。本当に飛行後に検査をするのであれば抜き打ちじゃなく全員にするべきだと思うが。
Cさん
高梨選手だけが失格なら、スタッフのミスを咎める気持ちも分かりますが。
女子選手、しかも成績上位者だけに失格者がいる。メダル候補の国だけに目がつけられているかのように受け止められてしまう。
計測するのが人間だから、その人の匙加減に失格が委ねられてしまう。
(少しキツく計測したら失格になんじゃないの?と思えてしまう)
よくあることだそうだが、一度に5人も失格になるのは異例だそうで、そこにも違和感がある。
同じスーツで昨日は失格でも今日は合格という不思議が起こるそう。それってもうルールが不備でしかないような気になる。
真偽は分からないが、計測方法がいつもと違う、事前告知がなかった、というのが本当なら、これはダメでしょう。体勢ひとつで服の緩み突っ張りは生まれる。
上述しただけでも、これっておかしくない?と思います。今回の結果は仕方ないにしても、今後のために改正すべきだと思います。
Dさん
このニュースは確かにショッキングです。
競泳の水着・マラソンのシューズ問題のように、協議の結果を大きく作用する各選手・メーカーの技術結晶であり、身長体重体型が異なるオーダーメイドなのでしょうから、運営側が変わりのスーツを準備することは不可能でしょう。それほど繊細なスポーツだと聞いています(体重測定・加重もあると聞いている)
一番問題なのは、「いつものやりかたじゃなかった」という点でしょう。
これが事実なら、レギュレーションを勝手に変えた大会運営に問題があることになります
これは運営国の不手際ではなく、IOCの問題。大会をやる意義が損なわれる重大な問題でしょう。選手だけでなく、コーチ関係者はこのレギュレーションを基に準備をしているんのであって、現地で変えられたら対応もなにもできない。
日本選手がこうだったからという話でもないでしょう。IOCに抗議すべきと考えます。
Eさん
なぜスタート前にチェックがされないのか
?スキー板やスーツなど事前に検査し 不適であれば交換または参加出来なくするのが当然と思いますが。私はボウリング競技をしていましたが ボウルは事前に検査を受け 検査票を携帯提示が参加条件です。今回のやり方ではドーピングとは違い おとしめるために難癖を付けていると思いますが?もう一つ高梨選手の責任では無く日本チームの責任が大きいのでは?どんな管理をしていたのか疑問です。多くのスタッフがついているはずですから。高梨選手を攻めるのは筋違い、責められるべきはチーム日本です。
Fさん
いつもとは測り方が違うなどの問題はあったものの、規定通りの対応だった点は間違いないようなので、結果は受け入れざるを得ないのだと思います。
然し、標高や湿度、温度によって身体が変わるなどは当たり前でもあり、ルール自体の見直しは議論されるべきでしょう。
そして順位に関わらず素晴らしい競技をした選手たちには拍手を送りたいです。
特に高梨選手は2回目のプレッシャーの中で、素晴らしいジャンプだったと思います。
Gさん
抜き打ちだったとするならフェアじゃないと思う。
全員にチェックすべき事でしょ。
世界の人達が4年に一度の大舞台を目指して
どれだけの努力をしてあの舞台に立ってると思っているのか、、、。
ルールと言えども基準も厳しいと思うし。
選手達は一生懸命にトレーニングや身体のケアをして体型維持などしていると思うが、日によって
若干の誤差は生じるだろうし、環境や気温によっても合う合わないで少なからず体型の誤差は生じてしまうのではないかと思います。
スーツもその点を考慮して多少の誤差は認めても良いのではないかと思ってしまいます。
筋肉の萎縮なんか自分ではコントロールなんか無理だと思うし。
これがルールと言うなら仕方ないけど、見直しは必要だと思う。
同じ北海道道民として沙羅ちゃんの事を今後も応援していきたいし、なんとか乗り越えてカムバックしてもらいたい!
そして4年後には金色に輝くメダルを取ってほしい!
Hさん
モータースポーツでも走行後に抜き打ち車検が行われて規定違反が発覚することがあるが、必ずしも即失格とはならず、違反の程度によっては出走順降格などペナルティが採用されるし、裁定に納得がいかない場合は統括団体に抗議したり、それでも裁定が変わらない場合は国際スポーツ裁判所に控訴することもある。
詳しいルールはわからないが、今回は明らかに故意ではないので、ルール改正を再考させる意味でも日本は抗議くらいはするべきだと個人的には思う。
Iさん
何よりも、「競技後」の国ごとの順位が見えてくる段階で「抜き打ち」で失格もあり得る検査があるのがおかしいですよね。大切な検査であればあるほど、公平性を保つために「競技前」に「全員」がそれを受けるべきだと思います。もし、本当に公平に検査されているとしても、今の検査の行い方では穿った見方をせざるを得ないようになりますよね。競技者も応援者も皆が気持ちよく見る事ができるように、改善される事を願います。
様々な批判や、不本意であろう検査結果にあいながらも2本目にしっかり記録を出してきた高梨選手に心からの拍手を贈りたいと思います。
お疲れ様でしたm(_ _)m
Jさん
ドーピング検査とは違って、競技前に検査をすれば改善できる事柄に対して、競技後に今までとは違う方法での検査、さらにその説明もなく、4年に一度のオリンピックという場で、選手の気持ちなど全く度外視しての検査には納得がいきません。スキージャンプについてのルールは知りませんが、その競技を行なっている選手たちでさえ疑問を持つ結果となった今回の失格には疑問を呈します。
さらに、失格となった高梨選手をはじめ、各国の選手のメンタルが心配です。選手を守る立場である各国のスキー連盟は問題提起するべきではないでしょうか。
いつもとは違った。と言うのが真実ならば運営側はハッキリと公表する義務がある。
1つの規定が守られなかった為に選手の4年間が消えたのだ。
オリンピック運営側の罪は重い。