阪神は31日、沖縄・恩納村内のホテルでキャンプイン前日のミーティングを行った。終了後に取材に応じた矢野燿大監督は「俺の中で今シーズンをもって監督は退任しようと」と衝撃の事実を表明。選手、首脳陣、スタッフにも重い決断を伝えた。
昨シーズン中に球団から続投要請を受けている際に自らの進退については悩みに悩んでいたという。「自分の中でも色々考えることも多くて、決めたのはもちろんシーズン終わってからですけど。チームのためにも選手のためにも申し訳ないけど、俺のためにもなるのかなという決断で、決めた」と思いを吐露した。
選手には「後悔のない野球人生を歩んでくれ」「昨日の自分を超える日々を過ごして欲しい」と訴えてきた中で、自分自身も退路を断って就任4年目のシーズンを迎える結論に至った。「明日の2月1日の1日も帰って来ない1日。来年は監督という立場でここに来ているということはないんだという気持ちを持って、挑戦していきたい」と言い切った。
昨季は6月時点で2位に最大7ゲーム差の独走態勢に入ったが、ヤクルトに逆転され、ゲーム差なしの2位に終わった。文字通り、今季は集大成の1年になる。「俺が辞めるということで、頑張ってくれとか、そういうことじゃなくてね。1日1日やりきりたいということを伝えさせてもらったんで、俺も選手の見本になりたい。思いはしっかり伝えたからというのは自分の中ではある感じです」とすっきりした表情を浮かべていた。
Aさん
阪神はいつも監督人事で揉めるから
早めに言うのはいいとは思う。
思い切って采配して欲しい
Bさん
早めに進退決めといたら今から新監督選びできるからいいんじゃないでしょうか
2018年に最下位になったチームを3年連続でAクラス、去年は惜しくも優勝を逃してしまいましたがドラフト含め阪神は大きく変わったと思います
近本を筆頭に佐藤、中野、伊藤将などなど
金本監督、矢野監督で築き上げた阪神を次期監督がどう活かすのかとても楽しみです
Cさん
監督がシーズン当初に辞任を発表すると、選手もコーチも、来年いない監督にアピールするモチベーションが上がらず、良い成績に繋がらない気がする。だったら今年からやらない方が良かったのでは?
Dさん
辞めることを非難するつもりはないけれども、この時期に発表する意図が理解できない。あまりにも突然すぎるし、これから1年をたたくための基礎を作り上げるキャンプ前である。これは矢野監督のフライングじゃないのかと思う。発表はもっと慎重であるべきだったと思う。
Eさん
3年契約全うした上でのプラス1年契約で今年だし、結果に関わらず今年で辞めるという形になってもそれはそれでいいのでは。
阪神はそれよりも金本とか真弓とかしょっちゅう任期半ばで辞任させてるのがね。他の球団でもあるんだろうけど阪神の場合マスコミがそれを焚き付けてるとしか思えないし、球団もそれを守れない。こんなの繰り返してたら監督やってくれる人いなくなるよ。
矢野監督は最後一年なら有終の美を飾ってほしい。
Fさん
村上選手との一件や、梅野選手との一件を見ても
ご自分で潮時と判断されたのでしょう。
後任に期待します。
Gさん
危険な賭けやな。不甲斐ない戦いぶりに見えたら「今年で終わりやから執念ないな」とか言われそうやし、選手からしても来年続ける気のない人、と思われたら求心力を失いかねん。戦績無視して次年度以降のために選手育成してるねん、と言われても複雑やし。
Hさん
ズルい。
こういっとけば今季ダメでも叩かれないし、何となく日本人独特の擁護論のようなものも既に出ている。
俺のためにもなるのかなという決断という言葉は、ある意味合ってはいますが、今言うなら昨シーズン終了時に退任しろと思います。
Iさん
選手の好き嫌い激しい監督なので、すぐにやめて欲しかった。調子の良い選手を使わず、「いくら何でもそろそろ打つ」みたいな起用方法ではそりゃ勝てない。おかしな時に選手を温存して負けたりヤクルトとゲーム差なしの2位とは言え、実は相当監督に差があった。
Jさん
フロントと揉めたのか。
とにかく、監督が早くから退任を表明したり、任期は何年と明らかにした最終年は、チームが強くなったためしがないような。
どうせ頑張っても、来季はこの監督じゃないんだからと、選手は認められるような努力をしなくなるようだ。
個人的にはシーズンを前にして進退に関することは言うべきではないし、言う必要もないと思う。
何より選手達の士気が下がる恐れもあるし、監督として責任ある指揮が果たして執れるのだろうか?